ベリル

にちにちこれこうにち

夷隅・鴎外と梅谷庄吉

少し前に、森鴎外の別荘跡地に行ってきました。

「妄想」という小説の冒頭に出てくる景色。

「目前には広々と海が横たわっている。

その海から打ち上げられた砂が、

小山のように盛り上がって…

…此山と海との間には、一筋の河水と一帯の中州とがある。

…川は上総の夷隅川である。

海は太平洋である。」(小説部分)

と。

きっと鴎外も見たであろう景色です。

うちから一番近い海岸から岬を越えた先にあります。

海の色が違う。

(車で20分くらい)でも、すっごくわかりづらい。

秘密の場所って感じでした。(途中から徒歩)

(ご近所のK子さんに連れて行ってもらいました)

別荘の門。娘さん?お孫さん?が住んでらした?

今は建物は無いです。

でも、井戸がある。

可愛らしい井戸で、何も出ない感じ。

そのすぐそばには梅谷庄吉の井戸もありました。

えっと。誰?って感じで…。

中国の革命家の孫文を支えた人だそうです。

犬養毅とか白蓮さんとか

名だたる方々が出入りしていたそうです。

気持ちの良い別荘地帯でした。

…これを機に、森鴎外を読んでみようと

頑張ったけど無理でした。

ほんと、何度読んでも頭に入ってこない…。